2025年度版 日商簿記2級・独学一発合格のために

日商簿記検定

ネット試験で受験するべき!

統一試験は、年3回実施され、近年の合格率は下記のようになっています。

商工会議所受験者データより

ネット試験は随時受験することが可能で、近年の合格率は下記のようになっています。

商工会議所受験者データより

公式の発表では、ネット試験でもペーパー試験でもその問題の難易度に差はないと言っていますが、統一試験の場合には、第166回や第165回の検定試験のように合格率が他の実施回よりも低いときがあります。

この点を考慮すると、簿記2級一発合格のためには、ネット試験で受験するべきでしょう!

工業簿記を完璧にする!

簿記2級の配点は下記のようになっています。

第1問は仕訳問題が5問出題されます。第1問は満点を取ることは十分可能です。

第2問は連結会計、勘定記入等、様々な形式で出題されます。通常、第2問は満点を取ることは難しいです。

第3問は、財務諸表の作成等、決算に関する問題が出題されます。こちらも第2問と同様、通常、満点を取ることは難しいです。

第4問と第5問が工業簿記の問題が出題されます。第4問は(1)と(2)というように2つに分けられており、(1)は仕訳問題が3問出題されます。こちらも満点を取ることは十分可能です。

第5問は工業簿記の中でも特に管理会計に分類される問題が出題されます。こちらも満点を取ることが十分可能です。

簿記2級の検定試験は第1問~第3問までが商業簿記の問題が出題されますが、全て正解することは難しいと思われます。つまり、60点を取ることは難しいということです。

しかし、工業簿記で満点を取ることは十分可能です。つまり、第4問と第5問で40点を取ることは十分可能なのです。仮に工業簿記で満点を取った場合、商業簿記で後30点、つまり商業簿記の問題のうち半分を解答することができれば、試験に合格することができるのです。

簿記2級に一発合格するためには、満点を取ることが可能な工業簿記を完璧にすることが大切になります。

簿記2級に一発合格するためには、工業簿記を完璧にすることが大切であることを考えれば、商業簿記よりも工業簿記を先に学習した方が望ましいと思います。その理由として以下の3つの内容を挙げることができます。

  • 商業簿記の範囲はとても広く、終わりがなかなか見えないためにモチベーションが下がりやすいため。
  • 独学で勉強している場合、連結会計の範囲で足止めしてしまうことが多いため。
  • 工業簿記を完璧にすることが、一発合格のポイントになるため。

私のYouTubeチャンネルでは、工業簿記の解説が全15回に対して、商業簿記の解説はその倍以上の全31回で構成されています。商業簿記を先に勉強した場合、終わりがなかなか見えてこないため、モチベーションが下がることがあります。

また、商業簿記では、連結会計という内容を学習します。従来、連結会計は、簿記1級で学習していた内容でしたが、その一部が簿記2級に降りてきたものです。その内容が他の項目と比べると難しく、そこで挫折してしまう人も多くいます。

そのため、勉強スケジュールを立てる場合には、先に工業簿記から勉強を始めて、工業簿記が修了後、商業簿記の勉強を始めます。そして商業簿記の勉強をしながら、工業簿記の復習を行い、工業簿記を完璧にするのです。繰り返しますが、独学一発合格を狙うためには、工業簿記を完璧にすることが必要条件です。

解くスピードをつける!

日本商工会議所より、2021年度からの新たな日商簿記検定試験のコンセプトが公表されています。

  • 日々の学習の成果、到達度を測る。
  • スピードと正確性を求める。
  • 出題範囲すべての学習を求める。
  • 1級まで継続した学習を奨励する。

特に第2問と第3問の多くは、仕訳処理した後、集計作業を行い、その結果を解答用紙に書き込むという作業になるため、他の問題と比べて非常に時間がかかります。

各問題の解答目安時間を考えてみると、第1問が15分、第2問が20分、第3問が30分、第4問と第5問で25分に配分することができます。この目安時間は試験時間の90分のすべてを使っていますので、見直し時間等は考慮していません。ここで、感じてもらいたいのは、試験時間は非常に厳しい時間設定になっているということです。

検定試験では、問題を見て仕訳をする際、じっくり考えている時間はないのです。問題を見た瞬間にひらめき、すぐに解答することが大切なのです。

そのためには、簿記2級の内容をあやふな知識ではなく、確実な知識としてしっかり頭にインプットしておくことが必要になります。

できるだけ早く試験対策用の問題集に取り組む

商業簿記の場合には、仕訳の理解がとても重要です。例えば、「本日、決算日つき、当期首に取得した特許権¥530,000について、定額法、償却期間を8年として償却する。」といった決算整理事項があった場合、すぐにひらめき、530,000円÷8年より66,250円について、(借方)特許権償却66,250円、(貸方)特許権66,250円と処理します。

大切なのは、問題を見た瞬間に仕訳の形がイメージできることです。

工業簿記の場合には、図を書いて解答を求めることが多くなります。例えば、「公式法変動予算により、製造間接費差異を分析しなさい。」という問題が出題された場合、すぐにひらめき、差異分析に必要な図を書いて、解答を求めていくことになります。

大切なのは、問題を見た瞬間に図の形がイメージできることなのです。

問題をみた瞬間に仕訳や図がイメージできるようになるためには、しっかりとした知識のインプットも大切ですが、それ以上にアウトプットの練習をしっかり行うことが大切です。

ネット試験でも統一試験でも、意見を述べよとか、理由を述べよといった論述式の問題は出題されません。基本的に過去に出題された問題がベースになっています。

市販の検定試験対策用の問題集は、各出版会社が、過去の検定試験などを研究して作成しています。検定試験対策用の問題集は、検定試験とほぼ同じレベルの問題になっています。

そのため、検定試験対策用の問題集を繰り返し解いて、解き方をパターンとして覚えていくのです。そうすることで、検定試験では、問題を見た瞬間にひらめき、素早く問題を解くことができるのです。

早期に試験対策用問題集に取り組み、間違えた問題については、なぜ間違えたのかをしっかり見直す。ここで注意して欲しいのは、1冊の問題集を繰り返し使用するということです。

動画を一気に視聴し、試験対策用の問題集を繰り返し解くだけで、試験合格に必要なスピードと正確性が飛躍的にアップします。是非、一発合格目指して頑張ってください!

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