ビジネスマネジャー検定試験の概要(受験者数、合格率等)
ビジネスマネジャー検定試験は、マネジャーの基礎力を身につけるための検定試験で、人と組織のマネジメント、業務のマネジメント、リスクのマネジメントの3つの領域に分けて出題されます。
年齢、学歴、職種などの制限はなく、誰でも受験することが可能です。試験は、自宅PCで受験するIBT方式とテストセンターで受験するCBT方式があります。どちらも多肢選択式で試験時は90分です、100点満点中70点以上で合格です。
ビジネスマネジャー試験の受験者数と合格率を確認してみましょう。2021年度から2025年度までの合格率等を挙げておきます。受験者数は伸びています。ビジネスマネジャー検定試験の知名度が高まったきていることが要因かと思われます。合格率については、2025年度の合格率は71.3%もあるのに対し、2023年度は27.5%になっています。実施回によって、合格率は大きく変動していることがわかります。

検定試験問題の出題傾向
ビジネスマネジャー検定試験の問題は、公式テキストがベースになっています。公式ホームページでは、ビジネスマネジャー検定の出題範囲として、下記のように書かれています。
公式テキスト(最新版)の基礎知識とそれを理解した上での応用力を問います。最近の時事問題からも出題する場合があります。
合格率が高いときは、公式テキストの基礎知識を問う問題の占める割合が高く、合格率が低いときは、応用問題や時事問題の占める割合が高いことが考えられます。
公式テキストの基礎知識を問う問題
公式テキストには、バーナードの公式組織について書かれており、その組織が成立するための条件として、「共通目的」、「協働意欲」、「コミュニケーション」の3つの内容を説明しています。
バーナードの組織論において、公式組織が成立するための要素とされているものの組み合わせで正しいものを1つ選びなさい
この場合、テキストに書かれている「共通目的」、「協働意欲」、「コミュニケーション」の3つの要素を知っていれば、問題を解答することは可能です。
公式テキストの基礎知識を踏まえた応用問題
公式テキストには、競合企業との敵対関係、新規参入の脅威、売り手の交渉力、買い手の交渉力、代替製品・代替サービスの脅威といったマイケルポーターの5フォースについて説明されています。
マイケルポーターの5フォースに関する次の記述のうち、不適切な選択肢を1つ選びなさい。① 「新規参入の脅威」は、参入障壁が影響するが、参入障壁が低い業界では、業界の収益性が上がるとすぐに参入者が増加し、収益性は低下する。
② 売り手の業界が少数の企業に寡占されている場合や売りり手が供給する製品が、自社の属する業界にとって重要な部品となっている場合には、「売り手の交渉力」は強くなる。
③ ・・・この場合、「新規参入の脅威」や「売り手の交渉力」といった用語だけを知っていても問題を解答することはできません。問題を解答するためには、それらの意味内容を理解しておかなければなりません。
公式テキストに書かれていない内容の問題
試験問題には、公式テキストに書かれてない問題も出題されます。時事問題等が該当します。
厚生労働省による「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン(以下、「ガイドライン」という」に照らし、その内容が不適切なものを選択肢の中から一つ選びなさい。
公式テキストには、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」の内容は書かれていないため、公式テキストの基礎知識を元に適切、不適切の判断をする必要があります。
独学で一発合格するための勉強方法
基礎知識を自分の仕事に当てはめる
ビジネスマネジャー検定試験は、マネジャーに必要な重要な基礎知識の習得を目的にしていますが、その習得は、実際の業務に活用することができる知識として落とし込むことを意味しているのです。
ビジネスマネジャー検定試験の学習では、「SWOT分析」や「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)」といったビジネスに役立つフレームワークがたくさん出てきます。このようなフレームワークの形を覚えて完了ではないのです。
このようなフレームワークをビジネスに活用できることで、初めて基礎知識の習得に繋がるのです。ビジネスマネジャー検定試験はその部分の確認を問題にして出題しているのです。
そのように考えると、ビジネスマネジャー検定試験の攻略方法がみえてきます。それは、公式テキストに書かれている内容を暗記するのではなく、公式テキストに書かれている内容が自分の仕事にどのように活用できるのかを考えながら読み進めるということです。

「SWOT分析」というフレームワークをテキストで学習したら、その形を覚えて終わりではなく、実際にこのフレームワークを自分の仕事に当てはめてみるのです。その作業をすることでフレームワークの形が頭に残り、さらに応用力も身についてきます。
このように自分の仕事に当てはめてテキストを読み進めていくと、知識が実務と直接つながりをもつため、勉強することがとても楽しくなります。これは間違いありません。勉強が楽しくなれば、間違いなく一発で試験に合格します。
公式問題集は活用した方がいい
実際の試験問題は問題文が長かったり、選択肢が9個ぐらいあったりします。そのような問題形式に慣れていないと、実際問題を解くときに迷ってしまいます。問題形式に慣れるためにも公式問題集は解いた方がいいでしょう。
公式問題集を使う場合、わからない問題があれば、すぐに解説文を読んで確認し、テキストで該当範囲を見直します。問題には、テキストに書かれていない内容の問題があったりします。その場合は、解説文を読んで、ネット等で内容を確認しておきましょう。
YouTubeチャンネルのビジネスマネジャー検定試験対策講座は、全22回でテキストの全体を説明しています。意識的に図を多用した動画にしていますので、こちらもぜひご活用ください。

